久々の損切り
ZoomとPINSを損切りしました。
これで保有銘柄はVYM、VTI、AAPLのみとなります。
なぜ損切りしたかは下の3つの理由です。
簡単に説明させてください。
①米国10年債利回りの上昇が止まる兆しが無いから
これが最も大きな理由です。
ご存じの方も多いかと思いますが、金利と株式は逆相関の関係にあります。
金利、すなわち債券利回りが上がれば、株式の価格は下がっていきます。
とりわけPER(株価収益率:株式の割安度合い)が高いハイパーグロース株、
例えばZoomやPINSなどは真っ先にその影響を受けます。
特に株式市場にとって危険なのは、債券利回りが急上昇していく局面です。
直近の10年債利回りはこんな感じです。
2021年に入ってからはずっと上がりっぱなしです。
傾きも急な箇所がチラホラと見受けられます。
というのも、ワクチンの普及に伴う米国経済回復を市場が織り込み始めているからです。
長期のチャートはこちらです。
まだまだ高水準の3%台には程遠い状況です。
向こう一年間は債券利回りの上昇は続く、という予測も専門家の間では言われています。
この先も上昇余地は残されている、と誰が見ても明確です。
そのため、金利上昇局面で焼かれ続けるハイパーグロース株を保有し続けるのは、
少なくとも現段階では愚策と判断しました。
②含み損生活に耐えられなくなってきたから
じゃあ個別株なんてやるなよ、と言われるとぐうの音も出ませんが、
日々膨らみ続ける含み損にまぁまぁストレスを感じ始めました。
金利上昇局面で、いわゆる「何を買っても儲からない」相場では
初心者はキャッシュ比率を高めておくか、VTI、VYMなどの比較的安全な金融商品に資金を移すのが無難だと思います。
③上昇トレンドになったときに入りなおせばよい
永遠に上がり続ける株式が存在しないように、永遠に下がり続ける株式も存在しません。
得てしてどこかのタイミングで上昇トレンドに転換するものです。
大事なのは市場から退場しないことであり、大事な資金を守ることです。
④まとめ
10年債利回り上昇に伴う株式市場の低迷が続いています。
しかし、やまない雨はありません。
個人投資家が最も根底に置くべきマインドは「退場しないこと」です。
難しい相場では手堅いVTI、VYMなどのETFに資金を移す、あるいはキャッシュ比率を高める、などが最良の選択肢だと思います。
~書籍のご紹介~
決算の重要性はこの一冊でわかる!
初心者から中級者まで向けの米国株投資本です。