なんでまだ投資初めてないの?
【注意】この記事を読むと投資をしていない人はすぐにでも投資を始めたくなります。
1. 投資人口について
今でこそ投資(ここでは主に長期の分散・積み立て投資の意味)をしている人の割合は増えている。
しかし、全体の割合的にはまだまだ少ない。
下の図を見てほしい。特に若年層の女性には浸透していないのがわかる。
大方、「遊ぶお金が無くなる」だの「難しそう」だの「お金がない」だのしょーもない理由で一歩も踏み出せずにいるのであろう。
2. 年代ごとの資産状況について
しかしだ。今の時代、別にお金がなくても投資はできる。
金融庁肝いりの制度である「積み立てNISA」は、月々5,000円からとびきりのインデックスファンドへ積み立て投資ができる制度だ。
これは平均給与が低水準だが先が長い若者にはうってつけの制度である。
最早投資をやらない人は情弱を通り越して救いようのないアンポンタンと言えよう。
次の図を見てほしい。
これは年代ごとに分けた平均資産の推移グラフである。
驚きなのは60歳代の平均資産が1,828万円しかないということである。
一般的に豊かな老後を過ごすためには少なくとも1世帯あたり2,000万円は
必要だといわれている。
しかしながら、上述のデータが示すところではおよそ200万円不足しているのである。
一つ注意するべきなのはこれはあくまでも「平均値」であり、「中央値」ではない、
ということだ。
ということは、保有資産が1800万円よりもはるかに少ない世帯が日本にはゴマンといることが推察される。
非情に危機的な状況であるというほかない。
3. インデックスファンドへの積み立て投資の効果
では、この危機的状況を打破するために庶民はどうすればいいのか??
答えはもうすでに述べている。
そう、「優良インデックスファンドへの積み立て投資」である。
優良インデックスファンドとは個人的には下記の二種類しかないと考えている。
・eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
・楽天・全米株式インデックス・ファンド (愛称:楽天VTI)
今回はこれら2銘柄の詳細については敢えて触れずに、利回り5%のインデックスファンド(上記2銘柄を想定)に月々積み立て投資をしていった場合、どれくらいの効果があるのか紹介する。
①あなたが22歳の場合(積立期間30年)
あなたが新卒社会人1年目だと仮定する。月々の給料のうち3万円を積み立て投資に回した場合、下のような資産推移となる。
30年後にはおよそ2,500万円にまであなたのお金が成長しているのだ。
豊かな老後は間違いないだろう。
②あなたが30歳の場合(積立期間25年)
まだ投資を始めるのに遅いことはない。①と同様に月々30,000円投資した場合は下記のようになる。
当然だが①の22歳と比較するとリターンとしては少なくなる。
ただ、頑張って月々50,000円を積み立てると下記のようになる。
投資を始める時期は遅れたものの、最終的なリターンとしては①を上回る約3,000万円に膨れ上がるのがわかる。
ここから導き出される結論としては、積み立て投資を始めるには
「より若く」「より多く」
が鉄則ということである。
早い段階から少額でも始めることで、多くのリターンを得ることができるし、
仮に少々開始時期が遅れても入金額を増やせば必ず花は開くのだ。
蛇足だが、50歳から投資を始めるパターンも見てみよう。
③あなたが50歳の場合(積み立て期間10年)
この場合、もはや手遅れかもしれないが、積立期間10年、月々50,000円投資した場合下記のような資産推移となる。
ご覧のとおり最終的に800万円ほどのリターンにしかならない。
子供に相続するとしても、老後資金とするにも圧倒的に資金が足りない。
まとめ
老後資金作りのために庶民ができる最善の策は今回紹介したような、
「優良インデックスファンドへの積み立て投資」である。
始めるなら若いうちに、そしてより多くの金額を毎月愚直に入金していけば将来的にお金に困ることはほぼ無い。
そして今では、一定期間非課税の枠が設けられた、金融庁肝いりの「積み立てNISA」という制度も存在しているのだから投資を始めるのは絶好のタイミングだ。
やれ「お金がない」だの「損したくない」だの言っている場合ではない。
後悔したくないなら、あなたがやるべきいことはただ一つ。
「証券口座を作り、積み立て投資を開始する」
これだけである。
~参考~
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