FRB大量の量的緩和へ:市場へ更なるマネー供給の見込み
12/16日、アメリカの中央銀行にあたるFRBが今後の指針を発表しました。
景気の下支えに向けて、市場に大量の資金を供給する量的緩和策を長期に続けていく
方針を明確にしたようです。
背景には「アメリカの経済活動と雇用は回復を続けたものの、今年初めの水準をなお大きく下回っている」という事実があります。
実際、新規失業保険申請件数や失業率はまだ2020年当初の水準に戻っていないのがわかります。
また、パウエル議長は「ようやくトンネルの先に明かりが見える状況になった。
あと数カ月が持ちこたえられず事業を失う人がいることを思うと心が痛む。
金融当局として、経済を支援し続けるため今後もあらゆる手段を講じる。」
と表明しました。
具体的な措置として明らかになっているのは
「経済が”顕著”に改善するまで債券購入の継続」
つまり、
債券を購入し続けることにより、マネーを市場に投入し続ける大規模な金融緩和です。
行き場を失ったマネーは引き続き株式や仮想通貨に流入し、
異次元の高値を形成するまさに”クレイジーな相場”がやってくるかもしれません。
また、ドルの供給が増えることになるので、相対的にドルの価値が他の通貨と比較して下落する「ドル安」局面も引き続き継続する可能性があります。
投資初心者はヤミクモにポートフォリオを動かしたりせず、日々の労働でキャッシュを生み出しつつ、普段通りのスタンスで行けばいいのではないかと思います。
焦って高値掴みすることのないようにしましょう。
投資は自己責任!